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様々な食事スタイルの特徴と問題点

更新日:2021年7月17日








ベジタリアン、マクロビオテック、ヴィーガン、ローフード、リビングフード、ローカーボ(ケトン体)など。今日にいたるまで、世界では多種多様な食事法が誕生しています。日本でもりんごダイエット、納豆ダイエットのように、出てはすぐ消える「単品ダイエット」もテレビメディアを中心に紹介されますね。

その定義は資料によって異なりますが、フードスタイルによって推奨される食品・避けた方がいい食品は異なります。



ローカーボ

低炭水化物の食事により、血糖の変動を抑えて体質改善・体重コントロールを行う食事法。

ローカーボを選ぶ理由 ・健康 ・ダイエット ローカーボの問題点 ・穀類、根菜、果物、発酵食品の不食。および乳製品、肉の奨励により、栄養が偏り、栄養不足になりやすい



ベジタリアン

肉・魚介類を食べない人を指します。卵・乳製品・蜂蜜は食べる人・食べない人が分かれます。

ベジタリアンを選ぶ理由 ・健康 ・環境問題 ・動物愛護精神 ベジタリアンの問題点 ・肉や魚を食べないため、たんぱく質とビタミンB12が不足する ・食べてもいい食材である乳製品についても、問題が多数存在する ・卵、小麦、乳アレルギーの場合、食べられる食品がさらに限定される




ヴィーガン

動物性のものを一切食べない、身につけない人を指します。

ヴィーガンを選ぶ理由 ・健康 ・環境問題 ・動物愛護精神 ヴィーガンの問題点 ・肉、魚、卵、乳製品を食べないため、たんぱく質とビタミンB12が深刻に不足する ・小麦の場合、食べられる食品がさらに限定される



ローフード(リビングフード)

熱で壊れやすい酵素・ビタミンをしっかり摂取するため、38℃以下でなるべく生のまま食材を食べるベジタリアンのことです。自然の持つ栄養素を、できるだけそのまま取り入れようという思想の食事を実践します。

ローフード、リビングフードは基本的に同じ意味ですが、リビングフードは「発酵食品の積極的にな摂取」というニュアンスが含まれています。食事の75%以上がローフードの人を、「ロー・フーディスト」と呼びます。

ローフードを選ぶ理由 ・健康 ・環境問題 ・動物愛護精神 ローフードの問題点 ・肉、魚を食べないため、たんぱく質とビタミンB12が不足する ・非加熱のため、有害微生物を加熱殺菌できず体調を崩す可能性があります。



フルータリアン

フルータリアンは日本語で「果実食主義」であり、果実やその種のみを摂取する食行動・思想を指します。一般的に、菜食主義の下位分類名です。

動物性食品(肉、魚、乳製品、卵、蜂蜜など)や、植物を殺す行為に基づく植物食(根菜植物、穀物を含む)を一切摂取しません。熟して地面に落ちた果実のみを食することを、理想として掲げています。

フルータリアンを選ぶ理由 ・健康 ・環境問題 ・動物愛護精神 フルータリアンの問題点 ・児童の成長において、必要栄養素が不足しがち ・カルシウム・たんぱく質・鉄・亜鉛・ビタミンD・ビタミンB12、ならびに必須脂肪酸の不足による心身の不調



マクロビオテック

肉を控え、自然農法の穀類・野菜・豆を加熱調理する食事スタイルです。身土不二(肉体と環境は表裏一体である)、一物全体(1つの食材をまるごと食べる)、陰陽調和(陰陽・中庸のバランスを意識した食生活を送る)といった、東洋医学や職の概念を重んじているのが特徴です。

マクロビオティックを選ぶ理由 ・健康 マクロビオティックの問題点 ・加熱調理が基本のため、熱に弱い栄養素が損なわれることも ・食材選択を誤ると、栄養失調になる危険性がある



玄米菜食

玄米を主食、野菜を主菜とした日本の伝統食のことです。


玄米菜食を選ぶ理由 ・健康 ・伝統的な食生活への回帰 玄米菜食の問題点 ・肉や魚の不食による、たんぱく質やビタミンB12の不足



自然食

自然農法の玄米菜食を基本とし、野菜を生または加熱調理をバランスよく行い、果物を生で食べます。

自然食での主なたんぱく質源は、大豆・魚介類です。乳製品、小麦、加工品、卵を控えます。

身土不二、一物全体、発酵食品を重んじた食生活であり、問題点は特にありません。数ある食生活のなかでも、理想的と言えるスタイルです。




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